東京23区、どの区が一番子育て支援が充実してるのか比較。各区の特色ある制度や教育方針の紹介

お子様

育児支援や子育てのサポートの充実度は、23区内でも区によって制度が違っています。

自分の住んでいる区はどのような支援があるのか、また他の区と比べて充実しているのか?

これから23区で子育てを考えている方に、どの区に住居を構えると手厚い子育てに関する支援を受けられるのか?

自治体による違いや、東京都ならどの地区でも受けられる主なサポートをご紹介します。

1. 【東京23区】子育て支援が手厚い自治体ランキング

最近は共働き夫婦の家庭が増え、仕事と子育ての両立を図る家庭が多くあります。

そこで、東京23区にて子育て支援が手厚い自治体ランキング「日経DUAL」調べ2017年働き子育てしやすいランキングを発表しています。

このランキングにおいて重要視されているポイントは

  • 保育園には入れるかどうか
  • 子育て・教育費
  • 学童保育が整備されているか

が高いポイントになっています。

様々な観点からランキングをつけられますが、今回は「共働きをする際に必須となる施設と補助」のサービスに注目しランキングされています。
(日経DUALでのランキングは東京都全体ですが、ここでは23区のみ抜粋してランキングを掲載しました。)

第1位 豊島区

第2位 港区

第3位 渋谷区

第4位 新宿区

第5位 杉並区

第6位 荒川区・北区

第8位 品川区

第10位 板橋区・世田谷区・中央区

 

2. 東京23区の子育て支援制度とは?

東京都福祉保健局により、東京都に住んでいれば誰でも受けられる子ども手当が3種類あります。

 

2-1. 児童手当

中学修了前(15歳に達する日以後の最初の3月3日までの間にある)の児童については、各区市町村の窓口にて手続きを行うと支給されます。

手当は、以下の通りです。

  • 3歳未満…一律1人15000円
  • 3歳以上小学校修了前…1人10000円(第3子以降は1人15000円)
  • 中学生一律1人10000円

所得制限以上の人でも一律1人5000円の手当があります。

 

2-2. 児童育成手当

育成手当と障害手当があります。

育成手当は18歳までに何らかの理由で父または母とひとり親で生活している児童を対象に手当があります。

障害手当は20歳未満で心身に障害があり、その程度により手当が支給されます。

手当額は以下の通りです。

  • 育成手当…1人13500円
  • 障害手当…1人15500円

所得制限限度額以上の場合、児童育成手当は支給されません。

 

2-3. 児童扶養手当

18歳までの期間、さまざまな理由でひとり親の家庭に支給されます。

月額支給…全部支給42290円。こちらも所得制限があり、所得により、支給額に変動があります。

 

2-4. 23区どの区でも利用できる育児補助

妊娠健康検診の検査費用の一部助成制度

妊婦健康診査の費用は、全額自己負担ですが、東京都内の区市町村では検診費用の一部を助成する制度を実施しています。

各自治体に妊娠届を提出し、定期健診前に受信票を病院に提出し、検診を受けると助成されます。

助成回数は14回を上限としています。

 

医療費補助

子どもの医療費は、23区どのエリアでも無料で診察を受けられます。

期間は中学3年生までの期間受けられます。

しかし北区・千代田区のみ高校3年生まで補助があり、他の区よりも3年間医療補助の期間が長いです。

 

認証保育所・認可外保育施設・私立幼稚園の補助

各自治体によって補助費用の違いはありますが、認証保育所や認可外保育施設、私立幼稚園への補助金があります。

認可外保育施設への補助が高い区は、杉並区で、最大67000円の補助金が出ます。

私立幼稚園の入学金の補助が高い区は、大田区で最大110000円の補助金が出ます。

 

3. 都心部の子育て支援制度と教育環境の特徴

3-1. 港区

・コミュニティバスの利用無料

3歳未満の子どもがいる家庭の保護者にコミュニティバスの乗車券を無料で配布しています。

保育施設の充実、認可保育園の新設、改築、改修を行い定員の拡大を行うとともに、子育て広場や一時預かりの拡大も行っています。

年々増えている就学児童の学童クラブの需要も増加していることから、「放課GO→クラブ」を新設し整備を進めています。

3-2. 中央区

・新生児誕生祝品(区内共通買物券)の支給

区民の誕生を祝福し、家庭の経済的負担を軽減するための制度。

内共通買い物券(ハッピー買い物券3万円分)を贈呈。

 

・出産支援祝品(タクシー利用券)

妊婦さんに対して、産婦人科への通院等の経済的負担を軽減し、出産に対する寄与の為にタクシー利用券1万円分を贈呈。

中央区の14歳までの人口は、平成19年は10655人、平成29年は19523人と10年前に比べると、約2倍近くにまで増えています。

区内出生率も増加しており、子育て支援制度に力を入れていることで、徐々に増加傾向にあります。

 

3-3. 新宿区

・民間賃貸住宅家賃助成

区内の民間賃貸住宅に住む世帯の家賃を助成し、定住化の促進を目的としています。

子育てファミリー世帯向けがあり、年1回、期間を定めて募集があります。

新宿区のビジョンは、子ども一人一人に「生きる力」をはぐくみ、新宿のまちに根付いた学びをし、時代の変化に合った教育、育児方針を掲げています。

 

3-4. 千代田区

・外国人学校児童・生徒保護者補助金

区内に在住し、義務教育相当の外国人学校に通学している児童の保護者に補助金を交付しています。

1人につき月額6000円。

子育て育児を0歳から18歳までの連続して教育・子育て支援と考え、家庭・学校・地域と一緒に育てる共育力を向上させる方針を立てています。

 

3-5.  文京区

・乳幼児ショートステイ、子どもショートステイ・トワイライトステイ

生後7日から小学校6年生までの期間、一時預かり、保育を有料で利用出来ます。

2歳4以上からのトワイライトステイに関しては希望するとお迎えも可能です。

子ども子育て支援事業計画にて幼児期の教育・保育や地域の子育て支援を行っています。

幼稚園や保育所に加えて、両方の良さを持った「認定こども園」の普及を推進しています。

 

3-6.  渋谷区

・親子ふれあい入浴デー

区内在住で中学生以下の人と保護者に公衆浴場を月3回無料開放しています。

渋谷区内のすべての区立幼稚園、小学校、中学校で二学期制を導入しています。

従来の三学期制よりスケジュールにゆとりができ、学び直しを行えるようになり、授業時間や行事を無理なく入れられるようになっています。

 

4. 東部の子育て支援制度と教育環境の特徴

4-1. 江戸川区

・乳児養育手当(ゼロ歳児)

江戸川区独自の制度で、乳児期の経済的支援をし、保育に専念してもらいます。

月額13000円、支給回数は最大12回です。

江戸川区の全中学校で中学2年生の5日間の職業体験「チャレンジ・ザ・ドリーム」を行っています。

職業体験活動、保育体験活動、ボランティア・福祉活動、文化芸術創作活動、勤労生産活動の体験を通じて自らの進路について体験を通じて能力・態度を身に付けるようにしています。

 

4-2. 足立区

・あだち子育てパスポート

子育て家庭の応援を目的とし、協賛店舗の協力により、子育てパスポートを実施。

中学生以下の子どもがいる家庭及び妊娠中の方がいる世帯は、パスポートを表示すると買い物割引や優待サービスを受けることが出来ます。

(各店舗によりサービスは異なります。例:5%割引、ポイントカード2倍特典など)

開かれた学校づくりとして、地域や保護者と密に話し合いしながら、それぞれが積極的に意見や助言を得る場を各学校に組織しています。

 

4-3. 葛飾区

・三人乗り自転車(幼児2人同乗用自転車)の購入費助成

子育て家庭の支援及び、外出時の安全性を高めるために、購入費の一部を補助する制度。

対象は6歳未満のお子さんを2名以上養育されている方。

購入費の2分の1を助成し、上限は3万円までです。

葛飾区の奨励で、毎月10日は、家族でチャレンジ「ノーテレビ・ノーゲームデー」を行っています。

インターネットやテレビ、ゲーム、大人もスマートフォンを休んで家族の会話やふれ合い時間を増やす運動を行っています。

 

4-4. 江東区

・認可保育園の保育料が第三子以降無料

第三子以降の子どもが認可保育園に通う場合は保育料が免除になります。

第1子が保育園以外に入所している場合は、減額免除申請が必要です。

江東区は水彩都市・江東の地域性、海に近いことで、東京都で初のカヌー部の設立、セーリング部の創部や区立の中学校に在籍していれば入部できる女子サッカー部を設立したり、更に文科系も俳句部を設立したり、特色ある部活動を積極的に行っています。

 

4-5. 江東区

・ツインズサポート(多胎児家庭支援)

5歳以下のふたごや三つ子などの多胎児を養育している家庭を対象に支給されます。

0歳から2歳までの期間、タクシー料金2万円まで全額負担。

5歳児以下の期間、保育等利用料4万円分までの半額を補助。

英語教育を充実させ、小学校から国際コミュニケーション能力の育成を重点的に取り入れています。

英語教育は小学校1年生から。中学性を対象に大学生、留学生からも積極的に学ぶ機会を増やしています。

 

4-6. 墨田区

・いっしょに保育

子育てについて困っていることや気になることを、保育士2人が直接家庭に訪問し、相談・アドバイスを受けられます。

魅力ある教育活動の実現と開かれた学校づくりと称して、小学校、中学校ともに区内の学校を自由に選択できる学校選択制度の導入をしています。

人気の小学校では抽選を行い入学者の選定を行うほどです。

 

4-7. 台東区

・にぎやか家庭応援プラン

第3子以降がいる家庭に、出産時に出生祝い金として、1万円分の商品券または図書カードが3つまで贈呈されます。

また小学校・中学校入学時にも同様の祝い品の贈呈があります。

小学校は地域に根付いた開かれた学校として、中学校では特色ある学校として、国際理解教育、文化芸術、情報教育(インターネット等)などそれぞれに特色のある教育を推進しています。

 

5. 南部の子育て支援制度と教育環境の特徴

5-1. 大田区

・宿泊型の一時保育(ショートステイ)夜間一時保育(トワイライトステイ)休日一時保育(休日デイサービス)

出産、入院、介護や出張など、さまざまな理由で利用できるサービス。

宿泊型のショートステイサービス、夕方から午後10時まで預けられ、夕食の補助もしてくれるサービス、休日のお昼の時間帯をお世話してくれるサービスがあります。

羽田空港がある大田区は、国際都市おおたを目指しており、国際感覚にあふれた人材育成、オリンピック・パラリンピックを見据えた国際社会への関心と理解を深める共育方針を掲げています。

 

5-2. 品川区

・しながわっ子 子育てかんがるープラン

区内の子育て家庭の相談窓口や就学前の子育てプランを作成するお手伝いをしています。

ママ講座を開き子育てママ同士のつながりをつくり、幼稚園や保育園の相談などを受け付けています。

品川区の公立保育園に通う子どもがいる保護者を対象に一日保育体験を行っています。

保護者に対し、育児に関心を持っていただき、自分の子どもにも触れ合う機会を作り、保育士と一緒に子どもとふれ合い、相互理解を深める活動をしています。

 

5-3. 世田谷区

・さんさんサポート

産前・産後の負担を軽くするために、子育て支援ヘルパーの派遣をしています。

1歳になるまでの期間、1回につき2時間、3回まで利用できます。

他にも区内の講座に参加しやすいように、一時預かりをする制度、「ひととき保育」があります。

地域で育てる共育を推進し、学校評価システムを設け定期的に学校の改善を図っています。

教員の自己採点、保護者や地域の方々による評価を実施、結果を公表することで、相互理解を深め、連携、協力していく体制を整えています。

 

5-4. 目黒区

・めぐろこども子育てネット

子育てに関する悩みや相談、区内や東京都などの助成や支援を検索できます。

子育て支援サービスをジャンルごとに紹介しています。

学校教育において、単に知識だけの理解や技能の習得を深めるだけでなく、自ら課題を見つけ考える力や、柔軟な思考力、身に付けた知識や技能を使い、複雑な課題を解決する力をつけていき、さまざまな場面での対応力を身に付けていく方針を掲げています。

 

6. 北西部の子育て支援制度と教育環境の特徴

6-1. 板橋区

・すくすくカード事業

乳幼児を育てている保護者に育児の不安を相談出来たり、保護者同士、子どもの交流を促したりと、子育てしやすい環境づくりを行っています。

子育て世代応援利用券すくすくカードを発行し、一時保育サービス、ヘルパー派遣、スポーツクラブの利用、スタジオ撮影、その他様々なサービス優待を受けることが出来ます。

情報社会の基礎を教え、現代のインフラに対応していけるようにインターネットやコミュニケーション能力を養えるようにICT化や小人数学習を取り入れて、様々な教育に対応しています。

 

6-2. 練馬区

・子育てスタート応援券

1歳未満の乳児がいる家庭に発行し、ヘルパーや一時預かり利用券、助産師会のアドバイス、沐浴教室、乳房ケア、育児相談に利用できます。

練馬区では、学校の学期を2学期制にしていましたが、平成28年度より新たな3学期制にしています。

2学期制の良いところと、3学期制の良いところを合わせ、さらに小中学校の学期を統一することで学校生活のリズムをつけやすくしています。

 

6-3. 北区

・みんなでお祝い輝きバースデー ~子育て応援団事業~

満1歳の誕生日を迎える子どもを対象に児童館にお招きし、みんなでお誕生日会を開きます。

記念の手形や足形の作成、絵本の読み聞かせなど、30分ほどの誕生日会を開催します。

教育先進都市・北区にふさわしい学校教育を展開し、小中学校での「学力パワーアップ非常勤講師」の配置、小学校中学校の系統性を意識した、授業の推進、「理科大好きプロジェクト事業」「新聞大好きプロジェクト事業」の実施を行い。思考力、判断力、表現力等の問題解決力の育成を図っています。

6-4. 中野区

・外国人学校児童・生徒保護者補助金

外国人学校に通っている児童・生徒の保護者で外国籍の方に補助金を負担しています。

児童1人につき月額8000円の補助金です。

中野区立の小・中学校で連携した教育を取り入れています。

学力・体力の向上・心の教育を中心にして、中学校1校に対し小学校2~3校がグループになって連携しています。

オープンキャンパスとして、中学校の授業や部活動への見学、体験会を年に3回実施しています。

 

6-5. 豊島区

・子ども家庭センターを結ぶフットワークバス

豊島区内の東部子どもセンターと西部子どもセンターと周辺駅を結んで運航するフットワークバス。

前日の午後5時までに予約すればセンターを利用する場合に無料で出来ます。

子どもの未来を応援する対策、現在の家庭事情に合わせたニーズに応えて、学童クラブの利用を19時まで延長しています。

放課後子ども教室のプログラムの充実、居場所づくりを進めています。

 

6-6. 杉並区

・杉並子育て応援券

就学前のお子さまがいる家庭に一時保育や有料の子育て支援サービスに利用できるチケットの配布をしています。

子育て家庭が地域の人々と関わりながら子育てしやすい環境を整備しています。

杉並区は独自の教育ビジョン「ともに学び友人支え共に創る杉並教育」を掲げより質の高い学校づくりや小学校の統合や学校校舎の老朽化による改築を行い、複合施設への建設へと動いています。

 

7. 東京23区の子育て支援情報まとめ

各区が独自に行う制度や特色のある子育て支援制度や学校教育制度があります。

子育て育児サポートに共通することでは、子育てママ同士のつながりをつくることで、少しでも子育てに不安を和らげ、子育てしやすい環境を心がけています。

また教育面では国際的に活躍できる教育を推進しています。

どの区も開かれた学校として、地域と保護者にとって身近な学校を目指しています。